プロローグの前に作品紹介だよ!
私、新垣澪奈!
高校デビューに大成功した陽キャだよ!!!
校内の最上位グループのヴィーナスに所属してるんだ!
ふふふ、良いでしょう?
え、お前のことより他のメンバーを知りたい?
仕方ないな!
教えて差し上げよう!
クールビューティーだけど心優しい菜月さん
女優兼歌手の愛花
誰からも好かれる皆の天使、風花さん
小悪魔妹キャラの一花ちゃん
人生一発大逆転!
私のモテモテ学園生活が始まる!!!
そう思ってたんだ……
あの時までは……
でも皆それぞれ問題を抱えてた。
菜月さんとの水族館デートがきっかけで、
日常が一変していくなんて……
思ってもいなかった……
だけど大切な菜月さんのために決めたんだ。
もう絶対に逃げないって!!!
こんな私のことを捨てなかった皆を幸せにする!
誰も読んだことがない!
ドタバタガールズラブコメが始まるよー!
大丈夫、全年齢対象ですからね!
プロローグ
やっほー!
皆元気にしてるかな?
私は新垣澪奈!
高校デビューに成功した陽キャだよ!
入学してたった一ヶ月で、
学園内の最上位カーストに所属できたんだ!
羨ましいでしょう?
カーストの名前はヴィーナスたちだって!
私を含めて五人の女の子たちで構成されてる!
今日は食堂で皆とランチタイムだよ!
「澪奈ちゃん」
「大丈夫?」
「う、うん」
「平気だよ」
「風花さん」
風花さんは入学式の前に、
校門で会って仲良くなった栗色の髪の毛が、
本当に綺麗で心優しい人。
私にとっては女神様なんだ。
私は冷や汗かきながら、
必死に次に何を言うか、
考え続けている。
風花さんの優しい声と笑顔、
あといい匂いでおかしくなりそう……
「それで……」
「澪奈」
「先ほどの話の続きだが……」
愛花さんは金髪碧眼美少女で、
日本トップクラスの女優さんだ。
声優、モデル、歌手なんでもできる。
あの透明感のある声を聴くだけで……
毎日癒されるな……
でも一緒にいると頭が限界だ……
私はなぜこんな美人で、
ハイスペックな人と仲良くなれたんだろう。
じ、人生ってよくわからないな~
あとさっきの話ってなんだっけ……
まずい!何も思い出せない。
「愛花」
「新垣は疲れてるのよ」
「困らせないの」
黒髪美人なハスキーボイスが魅力な菜月さん。
クールビューティーだと、
周囲からは思われてるけど……
実はいいお母さんになりそうなほど、
包容力があって面倒見がいいんだ。
あと愛花さんと幼馴染なんだよ!
「みおーちゃん!!!」
後ろから突然抱き着いてきたのは、
一花ちゃんだ。
「ぐお……」
背は低いけど、
赤い髪がチャームポイントで、
明るくて笑顔が素敵な元気な子。
え?校則違反じゃないのかって?
大丈夫、うちの高校は成績第一主義だからね!
あ、私の成績?
聞くなよ!!!
「こら」
「一花」
「やめなさい」
「お行儀悪いわよ」
「新垣むせてるし」
「ほら」
「ティッシュ使って」
ポケットから手渡してくれた……
私のために……
「ありがとうございます……」
「菜月さん……」
吸い込まれそうなルビーみたいな赤目が綺麗だ……
前世では私の奥さんだったのかな?
「ごめんね~」
「みおちゃんのことが……」
「あたしは、」
「大好きすぎてさ!」
一花ちゃんは全く反省せず、
私を抱きしめ続けている。
頼む、離れてくれ……
「あなたいつもそれ言ってるでしょ?」
菜月さんがツッコミを入れるのが定番だ。
「アハハ!」
「バレちまったか!」
「ほらほら」
「姉ちゃん」
「抱きしめさせろー」
「ま、待ってください!」
私は抵抗するが……
その可愛さに負けてしまう。
「一花」
「それ普通にセクハラよ」
呆れ顔でため息をつきながらも、
菜月さんはいつもフォローしてくれる。
優しい……
「菜月も羨ましそうに見てるじゃないか」
突然愛花さんが菜月さんに、
話題を振り始めたな……
「そんなことないわ」
「こっちに話を振らないで……」
「全く君はいつもそうだね」
「少しは素直になったらどうだい?」
「出会ったばかりの時のように」
なんか過去の思い出話が始まったぞ……
私は聞いてても大丈夫なのか……
「あの時は本当にしおらしくて」
「可愛かったじゃないか?」
愛花さんはほくそ笑むけど……
この人たちは仲いいんだよね?
「そうね」
「あなたが優秀すぎて」
「捻くれてしまったのよ」
菜月さんは前髪をいじりながら、
ため息をついている……
可愛いな……
「菜月だって成績優秀で……」
「学年二位じゃないか」
「まあ一位は私だけどね」
「はいはい」
「いつか倒してみせるわよ」
菜月さんは愛花さんにライバル意識があるのかな?
悔しそうに宣言してる……
「私……」
「ちょっとお手洗いに……」
なんだか気まずくて……
急に立ち上がって、
慌てて出ていくとか……
不審者か私。
「うん」
「気をつけてね」
「澪奈ちゃん」
あー、心配してくれた……
風花さん優しい……
好きかも……
って何考えてるんだ私は!
消えろ!煩悩め!
顔を洗ってスッキリするしかない!
ダメだ……洗うと化粧が……
ううう……
誰か私をトイレに流してくれ……
あと食堂から出るときに……
菜月さんは何か言いたげな表情だったけど……
あえて見逃してくれた……
それからコミュ障の私は、
校庭に逃げ出したんだ……
「はぁ……」
「トイレにとか言って……」
「体育館の裏に逃げるとか……」
「意味わからないよ」
逃げちゃダメだって思ってるのに……
皆美人で優しくて……
頭がおかしくなっちゃう。
私は頭を抱えながら、
うめき声を出して、
体育館の裏の茂みに座り込んでいた。
ここは誰も来ないから落ち着くな〜
あと少しだけ休んだら戻ろう。
「澪奈ちゃん」
「どこなの〜?」
え?
な、何でここに、風花さんが!?
こんな場末の場所に……
ど、どうしよう……
出ていくべきなのかな?
それとも黙っておくべき?
「ふ、風花さん」
結局話しかけてるじゃないか!
ダメダメすぎだぞ!私!
「あ!」
「澪奈ちゃん!」
「いた!」
あー、その綺麗な栗色の瞳で、
見つめられて嬉しそうに、
走って来られると……
勘違いしちゃうよ。
もう全てがどうでもよくなる。
私が女の子で良かったな。
風花さんは色々と無防備すぎる。
わ、私はノンケだよ。
たぶん……
「ど、どうしてここが!?」
わたし……
挙動不審すぎるだろ……
「あ、実はね」
「あのあと真っ青な顔で……」
「トイレに行ってたから……」
「心配でついて行ったの」
「そしたらすごい勢いで……」
「トイレから走って出てきたら」
「今度は下駄箱まで止まらないんだもん」
「周りに目もくれず」
「体育館裏まで全力疾走してたから」
「ビックリしちゃった」
「邪魔だったら」
「先に戻ってるね」
まるで天使のような笑顔で、
風花さんは私を見つめ続けてくれる。
あー、結婚しよう。
「いや」
「別にそういうわけではないです!」
「むしろ大歓迎というか……」
「そんなに慌てなくて大丈夫だよ」
「私たちしかいないんだし」
「あ、はい……」
「何か悩み事?」
風花さんが私を心配してくれてる……
本当のことを話すべきか?
いや待って、話したら嫌われないか?
「実は……」
「私って……」
「陰キャなんです!!!」
「え?」
あ、終わった……
全人類、さようなら。
私は風花さんに嫌われました。
みんな今日から私は地底人になります。
私の濃い茶髪なら地底人と仲良くなれる。
「いつも明るくて、」
「優しいみおちゃんが?」
ま、待てよ。
今みおちゃんって呼んでくれた?
この私を?
幻聴じゃないよな?
「そ、そうなんです」
「人とお話するのは、」
「苦手なんですよ」
「じゃあ……」
「無理させちゃってたんだね」
「ごめんね」
「ち、違います!」
「風花さんたちとの……」
「お話が嫌なわけじゃないんです!」
「ただ頑張りすぎて」
「疲れちゃって」
「たまにここに来るんです」
「そうだったんだ」
「良かった〜」
「無理してたのかと思っちゃった」
「疲れちゃうときは誰にでもあるよね」
「いつも頑張ってるみおちゃん」
「えらいね」
あー、風花さんの神聖な右手が、
私のボサボサの頭を撫でてくれる。
今日私は女神様に認められたんだ。
「あうあう……」
「じゃあたまに」
「こっそり」
「二人でここに来ようか?」
「秘密の……」
「息抜きでね?」
風花さんは可愛らしく人差し指を、
口元に当てている。
大好きだ……
最上級の可愛さだよ。
「はい……」
「よろしくお願いします」
「ふふ」
「こちらこそ」
「よろしくね」
「みおちゃん」
こうして私の高校生活は、
激動に満ちた状況になっていくんだ。
あの時はまさかあんなことになるなんて……
思ってもいなかった。
でも決めたんだ。
もう絶対逃げないって!
最後に
今回は新作のガールズラブコメです!!!
澪奈の日常生活はどう一変していくのか。
ぜひ見届けてくださいね!
pixivやなろう、カクヨムにも投稿予定ですが、
いち早くブログを読んでくださってるあなたのために!
先行公開しました!

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